太陽PhotoMiyazaki みやざき観光文化検定対策(2)神話 

  みやざき観光文化検定テキスト本

みやざき観光文化検定対策 MORIMORI ver. 第二章 神話


このページは筆者が平成20年度の「みやざき観光文化検定」の受験勉強がてら(ページ作りは結構記憶に残るので一石二鳥なのです)、今回受験される方や、宮崎にお住まいの方、宮崎に興味をお持ちの皆様に何か参考になればと、みやざき観光文化検定公式テキストを参考に作成したページです。

当然ながらここに記載されたものが出題されるという保障は一切ありません、どちらかと言うと的外れになる可能性大です(^^;)

尚、公式テキストに掲載されたもの以外からは出題されないと思います、本文中緑色の字はテキスト以外からの補記事項ですので試験には出ません。
練習問題をいくつか各ページ末に掲載しましたのでトライしてみてください。


天孫降臨伝承地の一つ、高千穂峰山頂の天の逆矛

第二章 神話


宮崎の神話に関しては、まずは下記の日向神話を中心とした神々の系図を頭にインプットする事かと思います。
これが宮崎の神話のベース(基本)と思います。
特に日向三代と言われる、ニニギノミコト、ホオリノミコト(ヒコホホデミノミコトとも呼ばれる)、ウガヤフキアエズノミコト、そして4代目カムヤマトイワレビコノミコト(神武天皇)
コノハナサクヤヒメ トヨタマヒメ タマヨリヒメ アヒラツヒメ あたりも覚えておいた方がよいでしょうね。
関連した神社も把握しておいた方が良いと思います。 例えば コノハナサクヤヒメは西都市の都萬神社とか・・。
私なら、ホデリノミコト(海幸彦)を全国で唯一祭る神社は?なんて出題をするかも(^^)ただし、神社については多くの伝承地等があるものは検定での問題としては出し辛いのかも知れませんね。 

  日向神話 神々の系図

日本神話

日本神話は3形態 高天原神話(天上を舞台)、出雲神話(出雲の神々)、日向神話(天孫降臨〜神武東征)

日向神話

日向神話は高原の主神アマテラスオオミカミのニニギノミコト一代目)が日向に光臨天孫降臨)、山神(オオヤマツミノカミ)の娘(コノハナサクヤヒメ)を妃とする。生まれたホオリノミコト(ヒコホホデミノミコトとも呼ばれる山幸彦)二代目)は海神(ワタツミノオオミカミ)の娘(トヨタマヒメ)を妃とし ウガヤフキアエズノミコト三代目)が生まれる。ウガヤフキアエズノミコトは海神の娘(タマヨリヒメ)を妃としカムヤマトイワレビコノミコト(神武天皇)(四代目)が誕生する。

記紀

「古事」(712年・和銅5)/「日本書」(720年・養老4) 天武天皇の命で編纂 各地の神話伝承をあつめたものだが、大和政権による日本統治に正当性を与える目的があった。

イザナギノカミ(イザナギノミコト) 神々の誕生 高千穂神楽等にも出でくる岩戸開き

古事記では「筑紫の日向の小戸阿波岐原」 日本書紀では、「・・・橘の小戸の檍原」 で禊祓い(みそぎばらい)をしたと記述されている。 江田神社 池(みそぎ池・御池と称される)(宮崎市阿波岐原) 小戸神社(宮崎市鶴島・元々は下別府にあった)

身に着けていた杖や帯、衣などを投げ捨てると、そこから神々が生まれた。
最後に左目をすすぐと天照大神(アマテラスオオミカミ)、右目をすすぐと月読命、鼻をすすぐと須佐之男命の三神が生まれた。
天照大神(アマテラスオオミカミ)は日の女神、高天原の主神、天皇家の祖神としても位置付けられている。

日向神話では神楽等にも登場する「岩屋」に篭った話でも登場する。
スサノオの乱暴に怒り岩戸を閉じてこもるアマテラスオオミカミを引き出そうと八万の神々は天安河原で対策を練る。
アメノウズメが舞い、手力男(たぢからお)が戸を開けるというもの。

ニニギノミコト 二説ある天孫降臨の地

日向神話のスタートは 照大神(アマテラスオオミカミ)のにあたるニニギノミコトが 日向の高千穂へ降りる 天孫降臨 よりはじまる。
天孫降臨の地は 西臼杵地方とする説(二上山・くしふる峰) 霧島の高千穂峰とする説 二説ある。 

ニニギノミコト(一代)、コノハナサクヤヒメを妻に ホオリノミコト(二代)らを出産

古事記によるとニニギノミコトはオオヤマズヅミ神(山の神)の娘コノハナサクヤヒメと結婚、一夜で懐妊した為、ニニギより疑われるが火を放った無戸室の中で3柱の子を出産 末の子が 日向三代の2代目になる山幸彦で有名な ホオリノミコト(ヒコホホデミノミコトとも呼ばれる)であった。 兄ホデリノミコト(海幸彦)の釣り針を無くし、海神の宮に行き、そのとき豊玉姫と結婚した。(伝承地 青島等)

ウガヤフキアエズノミコト(三代)

ホオリのミコトと結婚した豊玉姫(トヨタマヒメ)は懐妊、鵜の羽で屋根を葺き終わらぬ産屋で生まれた日向三代3代目となる子はウガヤフキアエズノミコトと名づけられる。(伝承地 鵜戸神宮等)

サノノミコト(幼名) カムヤマトイワレビコノミコト(のちに神武天皇)(四代)

ウガヤフキアエズノミコトはトヨタマヒメの妹 玉依姫(タマヨリヒメ)を妃とし 後に神武天皇となるカムヤマトイワレビコノミコト(4男)、ミケヌノミコト(高千穂の鬼八退治伝説もある)ら4柱を出産。
伝承地 狭野神社 皇子原公園 (高原町)、 四皇子峰(高千穂町)、佐野原(佐土原町)、鵜戸神宮(日南市) 駒宮神社(日南市)、皇宮屋(宮崎市)など。

神武東征

日本書紀によると東征前のカムヤマトイワレビコノミコト(神武天応は)アヒラツヒメを妃としていた。アヒラツヒメとの間には長子 タギシミミがいたが、皇太子としたのは東征後、大和のイズズヒメの生んだ末子 カムヌナカワミミであった。 尚、日南市の油津はアヒラツが訛ったものとされている。

神武天皇は45歳で一族を率い東征に向かい、16年目に橿原宮(かしはらのみや)で初代天皇となる。
神武天皇の孫にあたるタテイワタツが日向を訪れ天皇の宮居跡に社を建てたのが神武天皇を祀る宮崎神宮のはじまりとされる。

その他

以下はさらりと覚えておく その他のキーワード

第12代景行天皇熊襲征伐で景行12年日向国に到達。(皇子・オウスのちのヤマトタケルノミコトが行ったとも。)
天皇が「この国は真っ直ぐ日の出ずる方を向いている」と言ったとされ「日向」の国名が付いた。
諸県君(モロカタギミ)の娘 髪長姫(カミナガヒメ)は 仁徳天応の妃となる。

西都原古墳の男狭穂・女狭穂塚は ニニギ・コノハナの墓と伝承されるが、近年、諸県君(モロカタギミ)、その娘 髪長姫(カミナガヒメ)の墓とする説もある。




みやざき観光文化検定 神話 練習問題

  各問題の回答(補足事項等あるものは補足も記載)は 各質問の[?]の右にマウスポンタを置くと回答が出現します。
  *申し訳ありません、代替テキスト機能を使用している関係でWindowsインターネットエクスプローラーでの閲覧のみに対応です。
   それ以外のブラウザをご使用の方はこちらをクリックするとすべての回答を表示します。
  (2級の設問は以下のような単純なものではなく、もっと複雑に絡めたものになるかも知れません。)

Q1:記紀の編纂されたとされる年号で正しいのは?【5】 古事記 712年 日本書紀 720年

 [1] 古事記(712年)日本書紀(718年) [2] 日本書紀(718年)古事記(712年) [3] 古事記(680年)日本書紀(688年)
 [4] 日本書紀(680年)古事記(688年) [5] 古事記(712年)日本書紀(720年)

Q2:高天原の主神、天皇家の祖神としても位置付けられている神は?【3】 アマテラスオオミカミ

 [1] イザナギノカミ [2] イザナミノカミ [3] アマテラスオオミカミ [4] オオヤマツミノカミ [5] ワタスミノオオミカミ

Q3:海幸彦と呼ばれているのは?【5】 ホデリノミコト

 [1] ホオリノミコト [2] ヒコホホデミノミコト [3] ホスセリノミコト [4] ホマレノミコト [5] ホデリノミコト

Q4:アマテラスオオミカミが誰の横暴を嘆き岩戸にこもってしまった?【3】 スサノオノミコト

 [1] ニニギノミコト [2] アメノウズメ [3] スサノオノミコト [4] ツクヨミノミコト [5] タヂカラオノミコト

Q5:以下の関係で間違っているものは?【3】 トヨタマヒメを妃にしたのはホデリノミコト(海幸彦)ではなくホオリノミコト(山幸彦)

 [1] ニニギノミコト・コノハナサクヤヒメ [2] ウガヤフキアエズノミコト・タマヨリヒメ
 [3] ホデリノミコト・トヨタマヒメ [4] 神武天皇・アヒラツヒメ [5] イザナギノカミ・イザナミノカミ

Q6:カムカマトヒワレビコノミコトは東征の為日向の地を出発、何年目に橿原宮で初代天皇となったとされている?【4】 16年目

 [1] 10年 [2] 12年 [3] 14年 [4] 16年 [5] 18年

Q7:熊襲征伐の為に日向の国に来たとされる天皇は?【2】 景行天皇

 [1] 行徳天皇 [2] 景行天皇 [3] 仁徳天皇 [4] 天武天皇 [5] 崇神天皇


 第一回みやざき観光文化検定3級のおさらい テキスト 「神話」からは5問が出題された。

Q:記紀(古事記・日本書記)編纂の命を与えたとされる天皇は ?  A:天武天皇
Q:日向神話にいう日向3代(神武天皇含め4代)はニニギノミコト、ウガヤフキアエズノミコトと?  A:ホオリノミコト
Q:「岩戸開き」の際に岩戸の前で舞ったとされるのは?  A:アメノウズメノミコト
Q:神武天皇が東征の為出港したとされる場所は?  A:美々津 現在の日向市
Q:鵜戸神宮には?が残したと言われる「お乳岩」がある。   A:トヨタマヒメ

 中断のお知らせ


 第三章“歴史”ページ作成中、つかみどころなくて 時間がなく しまいに挫折しました ・ ・予想通り(アセ;)  

このように本に沿って書くことは著作権上、引用の域を逸脱(項目とはいえ転載に結構近い)し、まずいのではないかと思い始めたのもあります。
出版社よりクレームが来てやめた訳ではありません・・ので くれぐれも誤解なきよう。 試験後 気が向いたら復活させます(^^)

 

 神楽の項目は一通り目を通しておきましょう。
 一問だけででしょうけど、神楽に関してはおそらく絶対出題されると思います。 

 前回は 銀鏡神楽でしたから、国指定で言えば・・ 今年は、椎葉もしくは高千穂の夜神楽33番)でしょうか? 
 二級の問題でしたら、祓川神楽 (狭野等このあたりは神楽ではなく神舞かんめといいます) もアリ かもしれませんね。 

 タイムリーな話題としては、試験当日開催されているであろう青島太平洋マラソンも出るかも知れませんね。
 1987年よりはじまった 3K .5K 10K ハーフ フルマラソン 5部門 現在では約1万人が参加

 1.宮崎県のすがた  2.神話 3.歴史 4.自然 5.観光施設 6.祭り行事 7.生活文化 8産業


みやざき観光文化検定対策 (第二章 神話) このページで早々おわり(^^;)

参照資料 みやざき観光・文化検定 公式テキスト / 宮日情報文化センター発行

みやざき
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