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尾八重神楽(米良の神楽) タイトル画像 尾八重神楽(米良の神楽) タイトル画像


※タイトル画は“国保存”「米良山の神楽」時代に作成したものにつき、「米良山の神楽」のままとなっておりますが、現在は“国指定”「米良の神楽」です。

尾八重神楽(米良の神楽)〔宮崎県 宮崎県 西都市〕

~ PhotoMiyazaki宮崎の神楽〔尾八重神楽(米良の神楽)〕写真について ~
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尾八重神楽(米良の神楽) 以外の宮崎県内で撮影した神楽の写真も、数多く掲載しております。以下をご覧ください。
 宮崎県の神楽
情報

神楽とは

神楽は五穀豊穣、豊猟(漁)、安全と健康などに感謝し、一年の安定を祈る祭りです。
このページでは、夜を徹して33番が舞われる宮崎県西都市の尾八重(おはえ)神楽(県指定無形民俗文化財)を写真でご紹介します。
尾八重神楽は、米良神楽の系統です。

尾八重神楽の概略

国指定重要無形民俗文化財「米良の神楽」の一つ。
宮崎県指定重要無形民俗文化財
尾八重神楽は、保安2年(1121年)、米良山中、尾八重湯乃片に安住の地を求めた壱岐宇多守幸延(湯乃片神社祖)が神楽伝習所を設けて普及させたと伝えられております。
尾八重神社は永正8(1511)年、当時の自頭 黒木吉英により創建されたもの、後の米良(菊池)氏支配下における例祭(領主主催)に代々神楽は奉納され今日に至ったものとされる。
神楽は修験色が濃厚で随所にみられる山伏特有の鎮魂動作「返閇(ヘンベ」を踏んだり、俗にいう「カラス飛び」等が象徴的。 
“米良系”の神楽ですが、穂北神楽などの影響などもあり、同じ東米良の「銀鏡神楽」とは趣の少し違った印象を受け、土地の神々が“降居”する番付前半の部分等は銀鏡神楽等と通じるところもあります。

例祭日は、古くは 旧暦 12月13日 明治後期より1月29日 12月25日と変更され、今日では毎年11月第四土曜日、神楽は土曜日午後7時より、翌日曜日お昼前頃までとなっております。(平成31年時点の情報)

西都市、尾八重(おはえ)

尾八重(おはえ)は旧東米良村。宮崎県西都市の西米良村側、山間部に位置します。
元を「雄八重」と称し、急山間地にあって比較的緩やかで肥沃な土地柄、人々が古くから居住し集落を形成していたようです。


尾八重神楽へのアクセス Googleマップ等地図リンク、道順などの案内

住所:〒881-1121 宮崎県西都市大字尾八重859
尾八重地区の地図サイトのリンク
あくまで当日、現地の道路標識等を参照してください。
地図:GoogleMap Mapfan Mapion
マップコード(501 082 369*12)
緯度経度:32度16分13.97秒 131度18分39.77秒(日本測地系)
周辺道路交通規制等の情報  宮崎県道路規制情報(西都児湯をクリック)

尾八重までの道順

尾八重神楽(尾八重神社)へのルート尾八重神楽(尾八重神社)へのルート
尾八重へは西都市街地より国道219号を西米良村方面へ 一ツ瀬川に沿って走り、一ツ瀬ダム手前にある一ツ瀬発電所を過ぎたところ(右手に「大椎葉トンネル」が見える)を右折します。(ひむか神話街道の標識もあります。)
右折後、「大椎葉トンネル」を抜け、北へ約15km程入ったところにある集落です。

219号線から分岐後の道「ひむか神話街道」は見通しの効かないカーブや離合出来ない部分もあり、加えてガードレール等も完全に整備されておりませんので、スピードは控えめに、慎重すぎる位の運転で!

ひむか神話街道から尾八重集落へ向かう道路の分岐は、3ヶ所ありますが、地図中、緑の★印から入るのが一番走りやすい、無難なオススメコースです。
ここからさらに狭い坂道等もあります。
暗くなると分岐、標識等なども見逃しやすいですし、運転も精神的にかなり疲れますので、はじめての方は、できれば明るい内に移動、暗くなっての走行はなるだけ避けた方が良いと思います。

〔余談〕
大椎葉トンネル入り口左側壁面に、尾八重神楽(宿神)と有楽椿(うらくつばき)が描かれた壁画モニュメント?オブジェ?パネル?(なんと表現したら良いのでしょう?)があります。

大椎葉トンネル入口壁面の尾八重神楽(宿神)と有楽椿(うらくつばき) 大椎葉トンネル入口壁面の尾八重神楽(宿神)と有楽椿(うらくつばき)

大椎葉トンネル入口壁面の尾八重神楽(宿神)と有楽椿(うらくつばき)


尾八重神社

尾八重神社 尾八重神社

尾八重神社

尾八重神社

宮崎県西都市大字尾八重859-ロ鎮座  尾八重神社の写真
祭神:大山津見神 大国主命
永正8年(1511年)時の雄八重領主 黒木吉英により鎮守神社として創建された。
以来雄八重村の主な神社として篤く尊敬され、領主が黒木氏から米良(菊池)氏に移った後もその存続維持は領主が専ら担当してきた。(米良氏の代に雄八重を尾八重に改めたという。)
その後、明治4年(1871年)廃藩置県の際「銀鏡神社」に合祀されたが村民の敬神の念は非常に篤いものがあり、祭典は村触役を決めて厳修されてきた。しかし「銀鏡神社」は遠隔の地でもある事から明治13年(1880年)に至り村民挙げて神社復旧のことを請願し、同年12月4日「村社、尾八重神社」となり。氏子、人民協議の上保存維持することになった。

この神社には米良(菊池)家以前の領主 黒木兵庫頭重常父子が祀られており、重常の婦人は同地区内にある「湯之片神社」に祀られている。その後「尾八重神社例大祭」の折には「湯之片神社宿神」が舞に入るようになった。一方「湯之片神社例大祭」の折には同家(黒木家)の悲劇を折りこみ、序奏として対面の事が行われ、鎮魂性の濃い構成となっている。

(以上、尾八重神社の説明は以前いただいた「尾八重神社案内記」より抜粋引用しました。)



尾八重神社から御神屋へ

尾八重神社から御神屋へ(令和4年度) 尾八重神社から御神屋へ(令和4年度)

尾八重神社から御神屋へ(令和4年度追加写真)


御神屋・神楽の様子

尾八重神楽(御神屋) 尾八重神楽(御神屋)

尾八重神楽(御神屋)

尾八重神楽(御神屋) 尾八重神楽(御神屋)

尾八重神楽(御神屋)

尾八重神楽(宿神) 尾八重神楽(宿神)

尾八重神楽(宿神)

尾八重神楽(宿神) 尾八重神楽(宿神)

尾八重神楽(宿神)


湯之片神社の祖 壱岐宇多守(いきうたのかみ)

壱岐宇多守は、鎮西志麻、壱岐、原一姓也、清和源氏より出ずる、とある。
日向国三宅に八十八町の知行を授かり、国分の地に社人として迎えられたのが始まりとされている。
壱岐宇多守は権威のある神主で、現在の西都市妻の妻萬(都萬)神社に社人として奉仕していた。易事にも秀でた法者でもあったという。壱岐宇多守は神主だけに留まることなく、更に己を磨くため法者の道を究めんと修験者となり、米良山中湯之片の地に移り住むことを決意したのである。
保安二年(1121)湯之片神社(修験道場)を開き、湯之片神社を世襲して壱岐家の祖となったのである。
湯之片を安住の地と定めた壱岐宇多守は、神主として山人の生活の安全や豊猟の祭り事を斎行しながら、法者の道も究めていったのである。

湯乃片神社 湯乃片神社

湯乃片神社


元々、尾八重地域には先住の人々が生活を営んでおり、先住者と共に山岳信仰の道を開き進める中で、山の法者として、山の神主として、神祭りを重要な祭りとして位置づけ、集落ごとに鹿倉(狩倉)宮を置き、狩猟祭りと合わせて、芋文化の始まりである。焼畑農法(火伏祭り)等を斎行しながら、地域住民の信頼を深めていったのである。
地域住民の拠所(よりどころ)となったのが湯之片神社であり、壱岐宇多守は、この地に神楽伝習所を設け、神楽の普及を進めた。湯之片神社が尾八重神楽の発祥の地とされ、壱岐宇多守が創始者として今に伝えられているのである。

尾八重神楽(花鬼神) 尾八重神楽(花鬼神)

尾八重神楽(花鬼神)


壱岐宇多守は湯之片若宮大明神として祀られ、尾八重神楽番付の中で一番初めに降臨される鬼神であり、神楽の祖であることに因んで花鬼神として.奉舞されるのである。

湯之片神社の地図 → 国土地理院サイトリンク

 (文は みやざき民俗 第63号 八重神楽発祥の地 湯之片神社の祭りと歴史 中武貞夫 より一部引用しました。)




尾八重神楽 四人神崇(よにんかんすい) 尾八重神楽 四人神崇(よにんかんすい)

尾八重神楽 四人神崇(よにんかんすい)令和4年度追加写真


尾八重神楽(綱神楽) 尾八重神楽(綱神楽)

尾八重神楽(綱神楽)


尾八重神楽(手力) 尾八重神楽(手力)

尾八重神楽 手力(たぢから) 令和4年度追加写真


尾八重神楽(戸開) 尾八重神楽(戸開)

尾八重神楽(戸開)


尾八重神楽 舞上(まいあげ) 尾八重神楽 舞上(まいあげ)

尾八重神楽 舞上(まいあげ)

神事

尾八重神楽(神事) 尾八重神楽(神事)

尾八重神楽(神事)

体育館に設けられた受付で※初穂料を奉納、その後体育館で直会(なおらい)が行われたので私も一夜の氏子として参加させていただきました。
シシ汁と折詰はどれも味付けが絶妙で、とても美味しくいただいた。
特に、普段なかなか食べる事の出来ないシシ汁は珍しく、しかも体が温まる!
帰りは明日なので、今宵は焼酎もいただきます。
一升瓶でお酌をいただく、ありがとうございます。(ショチュクレ)お酒はいける口なんです(^^;)

尾八重神楽(直会) 尾八重神楽(直会)

尾八重神楽(直会)

※初穂料は神社でのお賽銭と同じ意味合い+神楽を舞う方へや関係者への感謝の気持ちで包みます。
相場と言ってはなんですが、一夜の氏子としては、一般的に3,000円~でしょうか・・。
神楽によっては、今回の様に食事を頂く場合もありますが、初穂料は食事代やお酒の対価という意味合いではありません。
「ふるまい」や「返礼品」はその地区等の、慣わし等で行われるものであり、地区や、年によっても違います。
折詰・お札など頂けるところもありますが、全く何も無いところもあります。

御神屋脇には、特設の売店が開設され、シシ汁、うどん、ぜんざいなど、いろいろ食べる事が出来ます。(有料)神楽の合間、夜中にうどんを頂いた。
空腹と冷え切った体にこのような暖かいものがすぐ隣でいただけるのは本当にありがたい。感謝。

*時間は、開始時間ではなく、おおよその参考時刻です。
順番 演目 舞方 着面 説明 参考時刻
しめあげ 二人舞   お神楽斎場の出来たことを祝う舞(初参舞) ?:?
清山(きよやま) 二人舞   お神楽の始まりを告げ、お祓いをする舞(初参舞という) 19:10
地割(じわり) 二人舞   天地を鎮め、斎場を清める舞 19:45
幣差(ひさし) 二人舞   幣飾りの舞(天太玉命(あまふとだまみこと)が岩戸開きの時しめ縄を張って造らせ舞った神楽。花鬼神の地舞 20:16
花鬼神(はなきじん) 一人舞 壱岐宇多守(いきうたのかみ)(湯之片若宮大明神、尾八重神楽の祖)神面の舞 20:22
大神神楽(だいじんかぐら) 二人舞   大直日命(おおなおびのみこと)、神直日命(かむなおびのみこと)のお祝いの舞 20:58
宿神地舞(しゅくじんぢまい) 二人舞   初参舞 21:24
宿神(しゅくじん) 一人舞 湯之片神社面の舞(岩清水正八幡大神)  21:50
  浦安の舞(2名)・保存会長の挨拶 他・せんぐまきなども。 22:34
鎮守神楽(ちんじゅかぐら) 二人舞   八幡の地舞 23:08
10 八幡(はちまん) 一人舞 尾八重八幡神社神面の舞 23:14
11 八社神楽(はっしゃかぐら) 八人舞   八ツ尾鎮座の社に奉納する舞(初参舞) 23:52
12 八子舞(はちこまい) 二人舞   稲荷大明神の地舞(お膳に鏡と芋を持って舞う)。初参舞 00:16
13 稲荷鬼神(いなりきじん) 一人舞 稲荷大明神、湯之久保鎮座神面の舞 00:28
14 四方鬼神地舞(しほうきじんぢまい) 四人舞   幣差の舞 01:00
15 四方鬼神(しほうきじん) 五人舞 東西南北中(五方)の神面の舞 01:12
16 獅子舞(荒神)(ししまい・こうじん) 三人舞 獅子と荒神の舞(獅子の霊を祀る)。狩猟民族の生活と獅子との共存の姿を伝える舞 01:50
17 ばんぜき 一人舞   天鈿女命(あめのうずめのみこと)神面の舞(豊作と子孫繁栄を願うとともに、生活文化を伝えながら廻るオゴゼの役でもある。)押して転ばせる所作もある 02:28
18 神和(かんなき) 一人舞 大神様ともいい、下照姫(しもてるひめ)の舞いで天若彦を慰め祀る神面の舞 03:11
19 四人神崇(よにんかんすい) 五人舞   五方の神と十二支を鎮め祀る舞 03:28
20 一人剱(ひとりつるぎ) 一人舞   剣の舞 04:31
21 大将軍(だいしょうぐん) 二人舞   武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)の舞(狩猟生活の表現)柴荒神の地舞。 04:54
22 柴荒神(しばこうじん) 一人舞 「しめ」の因由を説き、一大三千界の森羅万象三歳の神祗・神面の舞  05:44
23 綱地舞(つなぢまい) 二人舞   初参舞 06:22
24 綱荒神(つなこうじん) 一人舞 素盞鳴尊(すさのおのみこと)神面の舞 06:49
25 綱神楽(つなかぐら) 四人舞   素盞鳴尊、八俣乃大蛇(やまたのおろち)退治の舞 藁縄で作った八俣乃大蛇(やまたのおろち)を最後に切る勇壮な舞 07:18
26 繰落し(くりおとし) 二人舞   蓑・笠取りの舞(農耕文化を説く)。衣笠荒神の地舞 07:51
27 衣笠荒神(みかさこうじん) 一人舞 天神地神を鎮め、天地陰陽を説く神面の舞 08:57
28 伊勢神楽(いせかぐら) 一人舞   岩戸開き解説の舞 08:55
29 手力(たぢから) 一人舞 手力雄明神(たぢからおのみょうじん)、天岩戸の口開け神面の舞 09:42
30 戸開(とびらき) 一人舞 戸隠雄明神(とかくしおのみょうじん)、岩戸取り払い神面の舞 09:52
31 お清(おきよ) 二人舞   火の神・火伏せの舞 10:13
32 百弐拾番(ひゃくにじゅうばん) 十二人舞   諸々の神、喜びの舞い。参拝者も参加して舞う。(十二支を祀る)幣差の舞 10:45
33 舞上(まいあげ) 一人舞   神楽の終わりを告げる舞 11:18


尾八重神楽全8ページ



尾八重神楽関連リンク・資料など

尾八重神楽発祥の地 湯之片神社の祭りと歴史(外部リンク)尾八重神社 中武宮司が「みやざき民俗63号」に寄稿したもの。

平成20年 頂いた資料(4枚は当方撮影提供写真)


尾八重神楽 御神楽囃子:囃子テキスト版 画像版

尾八重神楽の伝承--三十三番番付の解説
佐々木昌代 元水均 中武貞夫
PDF(全18P)DLは、宮崎学園図書館学術リポジトリより出来ます。
著者の佐々木氏とは、神楽で何度かお会いしたことがあります。


神楽と直接関係ありませんが・・・尾八重に関する情報。

尾八重神楽の御神屋は、「尾八重小中学校跡地」に設えられる

※この項目は約10年前に書いたものです。
尾八重神楽は、現在は尾八重神社の隣に位置する昭和57年に廃校となってしまった尾八重小中学校の校庭に御神屋を設え奉納されております。
かつての運動場は駐車場となり、校舎、体育館は当日は、楽屋、休憩所、仮眠所等として利用されておりました。
アクセス道は狭いところもありますが、すぐ近くに駐車場があり、体育館なども使えることなどを考えると、神楽の奉納される場所としては、見学者にとってとても恵まれた環境だと思います。

以前、夜神楽で訪れた際、神楽の始まる前に少しの間、開放された校舎の廊下を歩いてみました。
四半世紀間、時間が止まっているかの様な校舎の中、ふるさとへ帰って来た時の為に、あえてそのままにしてあるのでしょう、今でも当時のまま壁にかけられた賞状や絵などがとても印象的でした。
目を閉じると、この のどかな 谷あいの この学校に 子供達のにぎやかな声が聞こえてくる気がしました。
過疎の波はどうにもならない・・・
ここでも山村集落の現実を垣間見る。

一年に一度、神楽の時、ふるさとへ帰って来る人も多いと聞きます。
実はこの神楽を舞っている殆どの方は尾八重を出て、他所に住んでいる方達であり、神楽を舞いに毎年帰って来ると聞きいております。(2018年現在、尾八重で暮らしている方は二戸との事)
大変だとは思いますが、伝統ある、素晴らしい尾八重神楽をいつまでも続けて欲しいです。

下の校舎とキンポウゲの写真は、平成23年4月に撮影したものです。写真中、右の方、少し盛り上がった土のところが神楽の際、御神屋になる部分です。

尾八重小中学校跡 尾八重小中学校跡

尾八重小中学校跡


神楽ではありませんが周辺スポットを少し紹介

尾八重一本杉

西都市指定天然記念物、樹齢推定450年の杉の巨木。杉らしからぬ枝振り、どっしりした姿にに圧倒される。
くわくは当サイト内、下記ページをご覧ください。
 尾八重の一本杉

有楽椿の里

宮崎県指定天然記念物「樅木尾有楽椿」等樹齢500年近い椿が群生。花季は12月から4月頃まで。
椿をメインに公園化されており、トイレや休憩の大きな東屋等も完備、ドウダンツツジや、モミジなどいろいろ植栽されておりました。詳しくは当サイト内、下記ページをご覧ください。
 有楽椿の里

肖像権・プライバシー権について

神楽を舞われている方、神楽関係者以外の観客の方については、肖像権、プライバシー権の観点より、お顔が認識出来ない程度のボカシ加工を行っております。
何か問題等ございましたらメールを頂ければ、すぐに対処しますのでご連絡をお願いします。

重要無形民俗文化財の指定内容及び名称の変更(文化庁サイトより引用)

米良めらの神楽

<変更前>
<変更後>

文化財の概要

【変更内容等】
昭和52年、宮崎県西都市の銀鏡神楽が「米良神楽」として重要無形民俗文化財に指定されたが、その後の調査により、一ツ瀬川や 小丸川上流域に伝承される西都市の尾八重神楽、児湯郡木城町の中之又神楽、同郡西米良村の越野尾神楽、村所神楽、小川神楽の伝承状況が明らかとなったことから、今回「米良神楽」(銀鏡神楽)に尾八重神楽、中之又神楽、越野尾神楽、村所神楽、小川神楽を含める内容とし、併せて名称を「米良神楽」から「米良の神楽」に変更するものである。

本件は、大がかりな 御神屋(みこうや)を設けて神楽三十三番を夜を徹して舞う神楽である。
土地に由来する様々な神が 降居(おりい)と称して次々に 舞処(まいど)に現れて舞うことや、これらの神々が「地舞」と称する 直面(ひためん)の採物(とりもの)舞によって導き出されるなど、他の神楽にはない特色を有している。荒神問答や神楽歌の詞章は、九州をはじめ広く西日本の神楽の変遷を考える上で重要であり、地域の生業を反映し、狩猟習俗を伝える「ししとぎり」などの演目も伝えている。以上のように、本件は神楽の変遷の過程や地域的特色を示して重要である。

【文化財の説明】
本件は、西都市の銀鏡神楽、尾八重神楽、児湯郡木城町の中之又神楽、同郡西米良村の越野尾神楽、村所神楽、小川神楽から成る神楽である。各神社例大祭での神楽三十三番のほか、正月や春分、秋分などの祭り、葬式や病気平癒など個人祈願によっても数番を舞う。神楽の前半では、「地舞」という直面の採物舞によって導き出された土地に由来する様々な神が、降居と称して舞処に現れ舞う。いずれも着面の舞であり「神面(しんめん)舞」という。後い半では神話に取材した演目や、滑稽な所作を伴う演目なども演じられ、観衆による神楽囃子(神楽せり歌)も歌われる。伝承演目には、荒神と神主が問答を行う「柴荒神」「綱荒神」「衣笠(みかさ)荒神」や、狩猟習俗を伝える「ししとぎり」などもある。

宮崎県の神楽を知りたいなら、コレ!みたいな本 4冊

 

オススメ!宮崎の神楽の本 1

宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承 / 山口保明著
みやざき文庫2 鉱脈社

生活文化圏を踏まえ、 人々の祈りの原質を追求。 神楽なくして明けぬ国・宮崎県内の北から南まで全域の、 土地に根ざす神楽を紹介。
番付も収録して神楽鑑賞にも役立つ。
第11回宮日出版文化賞 受賞

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 宮崎の神楽 祈りの原質・その伝承と継承送料無料
宮崎の神楽 祈りの原質・その伝承と継承
宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承
山口保明著

 
 

オススメ!宮崎の神楽の本 2

みやざきの神楽ガイド/みやざきの神楽魅力発信委員会編
宮崎の神楽を世界遺産へ
宮崎の神楽ガイド決定版
神楽の歴史から、宮崎の神楽の特色 宮崎の神楽の舞台と演目、その周辺まで 的確な解説と豊富な写真・図版で案内。
宮崎の神楽は一度も見たことないけど、興味あるって方にもオススメ!
写真も豊富で、読みやすい内容だと思います。

 索引等 下記リンクよりamazon・楽天ブックスの通販で購入できます。
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みやざきの神楽ガイド/みやざきの神楽魅力発信委員会編
みやざきの神楽ガイド
みやざきの神楽魅力発信委員会編

 
 

オススメ!宮崎の神楽の本 3

宮崎の神楽と特殊神事 宮崎県神社庁
第30回宮日出版文化賞 受賞
令和元年10月22日、宮崎県神社庁により企画発行された本。
この本は、県内約650の神社を包括する宮崎県神社庁が発行するもので、神職自らが2年をかけ、調査編集したもの。 県内152の神楽と、63の特殊神事が掲載されております。
 索引等 下記リンクよりamazon・楽天ブックスの通販で購入できます。
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宮崎の神楽と特殊神事 宮崎県神社庁
宮崎の神楽と特殊神事
宮崎県神社庁

 
 

オススメ!宮崎の神楽の本 4

「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」前田博仁著
第33回宮日出版文化賞 受賞
2022年10月「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」前田博仁著 が発売になりました。高千穂、椎葉、延岡・入郷、米良山・高鍋、宮崎平野、日南・諸県 6つの圏域に分け、それぞれの魅力を紹介。 405ページに及ぶ本です。参考に索引を掲載しましたので、興味のある方は以下ページもご確認ください。
「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」前田博仁著索引等
「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」
前田博仁著

 

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尾八重神楽(米良の神楽)〔宮崎県 宮崎県 西都市〕

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