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穂北神楽(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)


穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)小屋潔め・花舞


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平成30年(2018年)2月18日、10:00~15:00 宮崎県総合博物館の東側にある、民家園において、穂北神楽(西都市)の披露がありました。

穂北神楽は、例年、3つの西都市の神社の秋季大祭で奉納されております。
11月15日 穂北神社秋季大祭
11月18日 南方神社秋季大祭(神楽の写真
12月12日 速川神社秋季大祭

穂北神楽(西都市) 令和5年(2023年)11/15穂北神社・11/18南方神社で奉納
今回は、博物館敷地内にある、民家園 椎葉の家の庭に、現地と同じように、独特の竹の檻のような御神屋を再現。

保存会の方による、番付の説明もあり、神楽を初めて見学される方にも良くわかる内容、 「ぜんざい」のふるまいもあり、また、数度にわたり「せんぐまき」(餅まき)も行われました。

〔当日頂いた資料 「穂北神楽公演」~県内に伝わる伝統芸能を学ぼう~ より一部引用〕

穂北神楽とは

穂北神楽は、半夜神楽に属し、昼から真夜中にかけて舞われる。 毎年11月15日に穂北神社、11月18日に南方神社、12月12日に速川神社で奉納される。 舞う舞台である神庭(こうにわ)には竹が選らされ結界とされている点が、他の神楽と異なる特色である。番付は33番ある。 米長山系の神楽と平野部の神楽の境目に位置し、双方の影響を受けている神楽である。
(『西都市史』通史編下巻 参照)
〔当日頂いた「穂北神楽保存会」リーフレットより一部引用〕

穂北神楽について

口伝伝承で伝えられてきた穂北神楽は、古文書などの資料が少なくいつ頃どのような形で始まったかは定かではありません。 正徳2年(1712年)元宮 王宮社にて奉舞したという記録があり、さらに保有の神面に室町時代文亀2年(1502年)と墨書きのある、手名槌、足名槌の面があることから、室町時代には神楽が成立していたと考えられております。

神楽番付と特徴

神楽番付は三十三番が伝承されております。 舞の特徴として里神楽らしい稲作文化を反映する所作が盛り込まれている一方、近接する米良地域の修験神楽と似た所もあります。 また神楽を行う御神屋は竹を「えつり」で組み込んだ独特の形式で、「米蔵」を模した作りになっていると考えられています。

穂北神楽 三十三番

1.小屋褒め
2.小屋潔め
3.御祈念招神
4.市神楽
5.花舞
6.榊繰り
7.花鬼神
8.繰下ろし
9.笠取鬼神
10.御祈念
11.将軍
12.はさみ舞
13.榊荒神
14.四人神師
15.神奈喜
16.四方鬼神
17.老舞
18.一人剣
19.三笠根利
20.三笠荒神
21.大神神楽
22.二人剣
23.曲舞
24.岩貫
25.盤石
26.鈴舞
27.綱荒神
28.綱切り
29.伊勢神楽
30.手力
31.戸開
32.神送り
33.請神放楽

今回披露された「穂北神楽」の番付

※カッコ内は、33番の際の番付順
1 (2) 小屋潔こやきよ
2 (5) 花舞はなまい
3 (7) 花鬼神はなきじん
4 (8) 繰下くりおろろし
5 (9) 笠取鬼神かさとりきじん
6 (10) 御祈念ごきねん
7 (11) 将軍しょうぐん
8 (14) 四人神師よにんかんじ
9 (22) 二人剣ふたりつるぎ
10 (25) 盤石ばんぜき
11 (27) 綱荒神つなこうじん
12 (28) 綱切つなき
13 (32) 神送つなおく


小屋潔め


御神屋は、椎葉の民家の前に、忠実に再現、設えられた。

穂北神楽 小屋潔め(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽 小屋潔め(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽 小屋潔め


穂北神楽(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)


穂北神楽(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽(宮崎県総合博物館にて)




花舞

穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽 花舞


穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽 花舞


穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽 花舞


梅の花もだいぶ咲いておりました。

穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて) 穂北神楽 花舞(宮崎県総合博物館にて)

穂北神楽 花舞



肖像権・プライバシー権について

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オススメ!宮崎の神楽の本 4

「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」前田博仁著
第33回宮日出版文化賞 受賞
2022年10月「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」前田博仁著 が発売になりました。高千穂、椎葉、延岡・入郷、米良山・高鍋、宮崎平野、日南・諸県 6つの圏域に分け、それぞれの魅力を紹介。 405ページに及ぶ本です。参考に索引を掲載しましたので、興味のある方は以下ページもご確認ください。
「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」前田博仁著索引等
「神楽のこころを舞いつぐ 宮崎神楽への誘い」
前田博仁著

 


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