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生目古墳群 (宮崎市)

国指定史跡: 昭和18年9月8日指定

生目古墳群


 生目古墳群は、東西約1.2Km南北約1.2Km標高25m程の台地上を中心に営まれ、2008年5月現在、前方後円墳8基 円墳43基 51基が国の指定の史跡となっており、他に横穴墓や、地下式横穴墓が見つかっている。
 これらの古墳は、3世紀末か、4世紀前半に作られはじめ、7世紀まで築造されたと推定される。
100mを超える古墳時代前期(3世紀後半4世紀末)の前方後円墳3基(1号墳、3号墳、22号墳)を含み、古墳時代前期では九州最大の首長墓群である。
1943(昭和18)年、古墳43基を含む約5万3400平方メートルが国の指定史跡に指定。その後、地下式横穴墓の発見に伴い、2007年2月に周辺8万9500平方メートルも追加された。

1号墳(墳長136m)は、古墳時代最古期(3世紀後半)の大王墓である奈良県、箸墓(はしはか)古墳の半分の大きさに設計した相似形とされる。
生目古墳群最大の3号墳は、墳長143mを測り、馬蹄形の周溝が巡り、その外周には周堤がみられる。
墳丘は前方部二段、後円部3段で構築され、墳丘の斜面には葺石が葺かれる他、テラスや墳端の周囲にも敷かれている。 

生目古墳群は原形をよく保っており、学術価値の高い貴重な文化遺産とされている。

2005年3月、古墳時代の前方後円墳の下から古代南九州特有の墓「地下式横穴墓」が見つかった。
宮崎市教委によると、同古墳群は宮崎平野南部を中心に4−6世紀に栄えた有力者の墓域とみられている。
これまでに前方後円墳7基、円墳22基が見つかり、地下式横穴墓は古墳の周囲に約30基点在している。
このうち生目7号墳(長さ46m)下には、奥行き5m以上の遺体安置スペースが造られた痕跡があり、県内最大級の地下式横穴墓とみられている。
混在する埋葬施設の発見は、同盟関係によりヤマト王権から流入した埋葬文化と、在地色の濃い習俗が強く結び付いた事実を初めて明らかにした。

生目古墳群史跡公園 現地地図を撮影したもの

生目古墳群史跡公園 2008年4月オープン


生目古墳史跡公園は1994年宮崎市 市制70周年記念事業として計画、2004年10月に着工、2008年4月開園した。

整備面積約22ヘクタール、整備費5億3800万円、全長約1Kmの遊歩道、高さ10mの展望台、東屋(3カ所)、駐車場(約100台分)など。
ブログ記事→ 生目古墳史跡公園

また、市は生目古墳群史跡公園の隣接地に、埋蔵文化財センターと体験学習施設を整備している。
それぞれ生目古墳群出土品の展示や市内の遺跡より出土した埋蔵文化財の整理保管を行なったり、土器 勾玉(まがたま)づくり火おこしなど古代文化に関する体験等予定とか
同古墳群のガイダンス機能に加え、近くの生目の杜運動公園と連携してスポーツ合宿などにも利用する予定とのこと。2008年オープンを目指す。

生目古墳群の地図と、古墳の配置図


 場所: 宮崎県 宮崎市大字跡江  Map(mapion) GPS N=31/56/35 E=131/23/14 あたり

生目古墳群 古墳配置図

上記は、現地案内看板を参考に当方で描いたもの。
(注:21号墳はその後の調査で前方後円墳であることがわかった。)

号墳 時期 長さ×高さ 円墳は直径(単位m) 特徴
1 前方後円墳 約1700年前 136×17 生目最古?
円墳   27  
前方後円墳 約1650年前 143×12.7 生目最大
円墳   21  
前方後円墳 約1600年前 54×4.4 円筒ナニワが並んでいた
円墳   8  
前方後円墳 約1500年前 46×3.9 儀式の土器がすててあった
円墳 約1500年前    
円墳   34  
10 円墳   11  
11 円墳   10  
12 円墳   12  
13 円墳   11  
14 前方後円墳 約1600年前 63×4 壺形ハニワが並んでいた
15 円墳   11  
16 円墳   16  
17 円墳   14  
18 円墳   17  
19 円墳   15  
- - - - -
21 *前方後円墳 約1600年前 33×? 壺形ハニワが並んでいた
22 前方後円墳 約1600年前 117×9.2 壺形ハニワが並んでいた
23 前方後円墳 約1600年前 57×4.9  

上記は冊子・活き!行き!生目古墳群 国指定史跡生目古墳群ガイドブック (宮崎教育委員会)より引用
*21号墳については平成19年度の調査で前方後円墳であることが判明したようですので書き換えました。


宮崎市平和台方面からだと生目の杜運動公園の西側の大駐車場へ左折する交差点を右折すると解りやすい。
2008年4月、生目古墳群史跡公園として整備され駐車場等も完備されている。
公園駐車場へ行かずまっすぐ小高い丘の方へ走ると最初に切り通しを通りますが、なんとこの切り通しは22号墳の一部分であった事に後で気付く・・・。
古墳を切り裂く様に道路を通していたのには少々驚きました・・昔のこととは言え・・学術価値の高い貴重な文化遺産、迂回出来なかったものでしょうか・・。

南に位置する 22号墳、23号墳だけですが、撮影したものを下記へ掲示しておきます。 (拡大画像はありません))

九州で3番目の規模の巨大な生目3号墳

現地で入手した「活き!行き!生目古墳群 国指定史跡生目古墳群ガイドブック /宮崎教育委員会」によると、自分の足で登ってその大きさを体感できる古墳としてはナンバー1の大きさとあるが・・・古墳=先祖のお墓に登ることに少しためらいを感じ、当方は登らなかった。 


生目古墳群 3号墳 16生目古墳群 3号墳 17

5号墳 地下式横穴墓

5号墳は'08年9月の公開に向けて葺石の養生が行われていた。/地下式横穴墓レプリカはなんだか巨大なバスタブのようです。

生目古墳群 5号墳 15生目古墳群 5号墳 地下式横穴墓レプリカ

7号墳 21号墳

7号墳は地下式横穴墓墓発掘後の養生中?ビニールシートが目立つ / 21号墳は2008年5月現在発掘中

生目古墳群 7号墳生目古墳群 21号墳

22号墳の発掘調査跡 葺石等が見られる。


生目古墳群 22号墳 発掘跡 01 生目古墳群 22号墳 発掘跡 02
生目古墳群 22号墳 発掘跡 03 生目古墳群 22号墳 発掘跡 04
生目古墳群 22号墳 発掘跡 05 生目古墳群 22号墳 発掘跡 06
生目古墳 23号墳

23号墳



 樹木に覆われているものが殆どです。

生目古墳(仮称)埋蔵文化財・体験学習施設

現地に掲示してあった完成予想図 および 展望台および南側より撮影した2008年5月現在の施設建物の写真

生目古墳(仮称)埋蔵文化財・体験学習施設 完成予想図生目古墳(仮称)埋蔵文化財・体験学習施設 2008.05 展望台より撮影した写真

生目古墳(仮称)埋蔵文化財・体験学習施設 南側より撮影した写真

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