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PhotoMiyazaki 宮崎福岡間格安ツアーバス|皆割フェニックス号

宮崎〜福岡間格安ツアーバスと皆割フェニックス号

Date: 2008-06-06
最終更新:2008-09-04

New追記 その後書いた記事もご覧下さい。→ 宮崎福岡(博多)間格安バス競争 Part2  2011年

以下は2008年に書いたもので内容は当時のままです。

長距離路線のドル箱 福岡−宮崎間のバス

宮崎県福岡県間はJRの便もあまりよくなく、時間的にも価格的にもバス利用の方が早い/安い。
宮崎-福岡間は業界ではドル箱とも呼ばれているらしく盛況のようで、高速路線バス以外に募集型企画旅行のツアーバス(サンマリンライナー 福岡シティーライナー等)も運行、つい先日新たにアイ観光バスのツアーバス「アイあいライナー」がこの路線に参入(一往復)したようです。
これらのツアーバスは価格が安いのが特徴、いずれも往復6,000円程度です。

これら格安ツアーバスに対抗するかのように西日本鉄道、宮崎交通、九州産業交通、JR九州バスで運行する高速バス「フェニックス号」に格安料金設定の「皆割フェニックス号」が期間7/1〜9/30に登場、宮崎福岡間のバス価格競争もますます激化して来ました。

価格競争(企業戦略)・企業努力等々で価格が少しでも安くなるのは利用側は大いに歓迎しますが、つい先日記事を書いた航空会社ではありませんが、くれぐれも安全面は、最優先でお願いしたいものです。







宮崎〜福岡高速バス「皆割フェニックス号」運行 価格は片道3,300円 往復6,000円

宮崎〜福岡を結ぶ高速バス、フェニックス号の20周年記念感謝キャンペーン第3弾「皆割フェニックス号」の運行が先日発表されました。
皆割フェニックス号」は1988年(昭和63年)に運行を開始した高速バス「フェニックス号」の20周年キャンペーン第三弾となるもの。

運行期間7/1〜9/30、平日6便(3往復)※金土日祝8便(4往復 内、金土日祝のみ女性専用便一便を含む。) 価格は片道3,300円(学生3,000円)/ 往復6,000円
車両は4列シートを使用トイレ付車両(運用上、やむを得ない場合はトイレなしの車両が運行する場合もあるようです。

宮崎〜福岡間を走る募集型企画旅行のツアーバス(貸し切りツアーバス)との競争等もあり、キャンペーン・便限定とは言え、フェニックス号も実質値下げに踏み切らざるを得なくなったのかも知れません。
皆割フェニックス号に女性専用便を企画した事、利用の方には、S社化粧品サンプルをもれなくプレゼント!!等・・は、なかなか良いアイデアと思います。
高速バスはそれだけ女性の需要が見込めるのでしょう。
化粧品会社にとっても配る手間は省けるし、宣伝費削減?のメリットは大きいでしょう、お互いメリットあるでしょうね。(10月以降は大塚のSOYJOYプレゼントとの事・・そういえば数年前こどものくに(宮崎交通運営)の入り口でSOYJOYのキャンペーンやっていてもらったっけ・・何か関係あるのかも知れないですね。)

往復料金6,000円は募集型企画旅行の格安ツアーバスと同等の価格です。
昨年12月から運行している「学割フェニックス号」が一便当たり平均乗客20人と好評、一般客からの格安便への要望も増えていたようで、採算上ある程度の目処が立った上でのことと思いますが、格安ツアーバスに対する“短期限定戦略商品”に終わること無く、無限延長?通年運行してほしいものです。

尚、「楽バス」でのインターネット予約だと片道皆割フェニックス号/片道皆割フェニックス号女性便の組み合わせでの往復チケット予約が出来ないようです。このあたりは早急に改善して欲しいものです。

皆割フェニックス号の詳細は宮崎交通のページでご覧下さい。

注(追記1)フェニックス号で4列トイレ無し便

“普通のフェニックス号”は全車3列、トイレ付きとばっかり思い、先日記事を書きましたが、フェニックス号でも*続行便(ぞっこうびん)等は4列しかもトイレ無し車両(ツアーバスと同等)のフェニックス号もあるようです。
ネットで予約して乗車して初めて気が付いた知人いわく“トイレ付きと言う事でフェニックス号予約したのに何も連絡なしに4列シートにトイレなし、これだったらツアーバスにすればよかった、返金してー”と、ぼやいておりました。

確かにトイレ付だから安心とフェニックス号を予約した方もいらっしゃるでしょう。
トイレなし便になるのであれば事前にその旨連絡して欲しいものです 。
また、仕様が変わった際には出来れば価格面も考慮して欲しいものです。

*続行便(ぞっこうびん)とは、多客時(予約が多いとき)に臨時増便する車両、または便を指す。運行会社により「増車」「増発」「増運」と呼ばれる場合もあるとのこと。

 → 4列トイレ無しフェニックス号(ブログ記事)

注(追記2)皆割フェニックス号でもトイレ無し便

先日女性便を知人が予約したところまたまた続行便でトイレ無し便とのことでした。
追記1では“普通のフェニックス号”で、今度は皆割フェニックス号(女性便)で・・トイレなし。
どうもこの知人はフェニックス号に嫌われているのか・・それともトイレに嫌われているのか(笑)、はたまた続行トイレなし便は常日ごろ慢性化しているのか?
確かに皆割フェニックス号の説明には「運用上、やむを得ない場合にはトイレ無し車両もある」旨書かれております、価格もツアーバス並みに安いし、もちろん理解できますが、「やむを得ない場合」という表現はそうある事では無い、滅多にないっていう印象を少なくとも私は受けましたので“やむを得ない場合”をもう少し具体的な表現で説明周知した方が良いかとも思いました。

今回は窓口予約でしたので「続行便でトイレ無し便である」旨の説明もあったようです。

2回予約して2回ともトイレ無しバス・・3回目は如何に・・(--)

(追記3)皆割フェニックス号は定期便化

2009年4月より皆割フェニックス号は定期便化となった。
皆割フェニックス号毎日8便(4往復)、うち女性専用便2便(1往復) 
ツアーバスもここへ過去書いた記事よりさらに低価格となっている。(追記おわり)




以下は過去に書いた記事です。

宮崎と福岡を結ぶ募集型企画旅行のツアーバス

募集型企画旅行のツアーバスは、フェニックス号などの一般の高速路線バスと違い、旅行業法に基づき旅行会社が企画・実施するもの、簡単に言うと毎日宮崎-福岡間を毎日定期運行している貸し切りのツアーバス
最低運行人数等(2〜3名)制約もあるようですが、ほぼ予定通り運行しているようです。
バスの設備等はそれなり、西日本鉄道・ 宮崎交通・九州産業交通・ JR九州バスで運行しているフェニックス号(*参照)のように3列シート ・ 化粧室 ・ テレビ・ラジオ・ お飲物サービス 等々のサービスはありませんで、バスは普通の4列シート観光バス仕様ですが、高速バス「フェニックス号」の往復料金10,000円程度に対してほとんどのツアーは6,000円程度と結構割安となっております。
宮崎福岡間は4時間程度の運行時間、価格優先でしたらひとつの選択肢とも思います。
*但し割安料金の「皆割フェニックス号」は4列シートのようです。

募集型企画旅行のツアーバスはバス停等はなく、指定されたところでの乗り降りとなります。
博多駅発は新幹線の方の出口(筑紫口)の前の観光バス発着所からの出発なのでわかり易い。
キャンセル等の制約がフェニックス号等に比べ厳しいので良く確認しておく必要がある。
ツアーバスは旅行業者が貸し切りバス会社と組んで運行。
貸切バス会社等は変更になる可能性がある。
利用者が多いときには増便等も臨機応変に行っているようだ。
参考まで先日利用ししてみたサンマリンライナーは福岡県飯塚にある「テクノ観光」のバスでした。
サンマリンライナーのWeb等に掲載されたバス(藤色のバス)もテクノ観光のバスのようです。
アイ観光株式会社のバスにサンマリンライナーの表示がしてあるバスがあったり、サンマリンツアー、AAAツアーズ共同運行であったりとこのあたりは業務提携しているような部分もあるみたいでよくわかりません。

サンマリンライナー 福岡シティーライナー アイあいライナー

宮崎福岡間を結ぶ“定期運行予定されている”バスツアー(サンマリンライナー 福岡シティーライナー アイあいライナー)の現在のスケジュールを掲載しておきます。
宮崎福岡間の主な常設バスツアー いずれも往復6,000円程度です。
(下記は08年7月ページ更新時点の目安のDATAです。価格、便数、時刻表は現在は変わっておりますので最新情報等は下部リンクの各ツアー会社のサイト等で必ずご確認下さい。
 
サンマリンライナー(宮崎→福岡)主催:サンマリンツアー株式会社
片道3,300円 往復6,000円
7月1日よりシェラトン前停車がなくなりイオン近く阿波岐原ローソン横に変わるようです。
佐土原
/日南
シェラトン
阿波岐原
宮崎駅 南宮崎駅前 都城 博多駅 天神
5:45 (6:10 6:30 6;40 7:20 金土日
7/11より運行予定
10:25 10:55
7:00 7:20
7:25
7:45 7:55 8:35 毎日運行 11:40 12:10
日南
7:15
8:30 8:40 9:20 金土日月 12:30 13:00
9:15 9:40 10:00 10:10 10:50 金土日
7/11より運行予定
13:55 14:25
佐土原
15:20
15:40
15:45
16:05 16:15 16:55 毎日運行 20:10 20:40
サンマリンライナー(福岡→宮崎)主催:サンマリンツアー株式会社
片道3,300円 往復6,000円
7月1日よりシェラトン前停車が無くなりイオン近く阿波岐原ローソン横に変わるようです。
博多駅 都城 南宮崎駅前 宮崎駅 シェラトン
(阿波岐原)
佐土原
 /日南
 8:00 毎日運行 11:15 11:50 12:00 12:15 佐土原
12:35
15:30 金土日
7/11より運行予定
18:45 19:20 19:30 19:45 20:05
16:30 金土日月 19:40 20:20 20:30 日南
21:45
18:00 毎日運行 21:15 21:50 22:10 22:15 佐土原
22:35
19:00 金土日
7/11より運行予定
22:15 22:50 13:00 23:15 佐土原
23:35

福岡シティーライナー(宮崎→福岡)主催:株式会社宮崎ツアーサービス
片道3,200円 往復5,900円
宮崎駅 都城 小林 博多駅 天神
8:00 8:45 9:15 12:10 12:30
9:30 10:15 10:45 13:40 14:00
福岡シティーライナー(福岡→宮崎)主催:株式会社宮崎ツアーサービス
片道3,200円 往復5,900円
博多駅 小林 都城 宮崎駅
17:00 19:55 20:25 21:10
18:30 21:25 21:55 22:40

アイあいライナー(宮崎→福岡)主催:アイ観光株式会社
片道3,000円 往復5,800円(8月迄限定価格)
佐土原 イオン
宮崎店前
宮崎駅東口 南宮崎駅前 都城 博多駅筑紫口 天神
6:00 6:30 6:40 6:50 7:30 10:35 11:05
佐土原 宮崎市芳土 宮崎駅東口 南宮崎駅前 都城 博多駅筑紫口 天神
7:00 7:20 7:40 7:50 8:30 11:35 12:05
佐土原 イオン
宮崎店前
宮崎駅東口 南宮崎駅前 都城 博多駅筑紫口 天神
14:50 15:20 15:40 15:50 16:30 19:35 20:05
アイあいライナー(福岡→宮崎)主催:アイ観光株式会社
片道3,000円 往復5,800円(8月迄限定価格)
博多駅筑紫口 都城 南宮崎駅前 宮崎駅東口 イオン
宮崎店前
佐土原
8:00 11:15 11:50 12:00 12:20 12:50
博多駅筑紫口 都城 南宮崎駅前 宮崎駅東口 宮崎市芳土 佐土原
18:00 21:15 21:50 22:00 22:15 22:30
博多駅筑紫口 都城 南宮崎駅前 宮崎駅東口 イオン
宮崎店前
佐土原
19:00 22:15 22:50 23:00 23:20 23:30

福岡行きは博多駅経由で天神まで行きますが、宮崎行きは天神は無く、博多発だけですのでご注意下さい。
4列シート トイレなし車両 全席禁煙
霧島SA(orえびのSA)、北熊本SA等パーキング等にて計二回、各10分程度のトイレ休憩があります。

以上掲載したバスツアー例はインターネット及び新聞広告を元に当方で作成した2008年7月現在の参考情報であり、記載内容を保障するものではありません。
また、掲載したツアー等を薦める目的のものでもありません。
ドライバーの労務管理(安全面)、交通事故等もしもの時の保障面、運行実績等含め、ご利用の判断はご自身でお願いします。

宮崎〜福岡間の高速バス・ツアーバス等、関連リンク紹介

サンマリンライナー サンマリンツアー株式会社 
福岡シ ティーライナー 株式会社宮崎ツアーサービス 
アイあいラ イナー アイ観光株式会社  

フェニックス号 運行会社 西日本鉄道、宮崎交通、九州産業交通、JR九州バス
皆割フェニックス号毎日8便(4往復)、うち女性専用便2便(1往復)(格安往復6,000円)
楽バス (フェニックス号等高速バスのインターネット予約サイトのページ)

ざっくり試算 格安宮崎福岡ツアーバス運行経費

こんなに安くて採算とれるの?という事で余計な心配?大きなおせっかい?試算してみました。

高速道路通行料金:バスの高速道路通行料金ですが、先日宮崎インタチェンジから福岡都市高速の博多付近のインターチェンジ(名前失念)まで乗った際、ETCの電光表示の料金を見たところ特殊大型でたしか18,500円程度だったような気がします。
高速道路以外の一般道含め宮崎福岡間距離をここでは便宜上概算350kmとし、バスの燃費を3km/l 軽油価格140円/lで計算すると、燃料費が約16,000円 燃料費+高速道路通行料金で34,500円程度が片道一回の運行にかかるような計算となります。
運賃を仮に片道3,000円とすると、12名以上乗らないと高速燃料代も賄えない計算となります。(バス運転士の人件費含まず)
この区間の一般的なツアーバスはフルに乗車するとたしか45名だったと思いますが、フル乗車は滅多にないと思いますのでここでは仮に35名で計算してみます。
105,000円(35名の運賃合計)−34,500円(通行料・燃料)=70,500円
70,500円から人件費、経費等を差し引く形となります。
上記は、先日バスを利用した際のイメージで35名とし、試算しましたが、当然乗車の少ない時期・便もあろうかと思います。

人件費・間接費等の安い、そして価格優先割り切ったサービス等、ニーズに敏感に反応出来る小回りの利く企業でないと・・この格安運賃を維持するのはなかなか難しい事なのかも知れません。

PS:
6月10日の毎日新聞によると「格安バスツアーを企画する旅行会社の幹部は「運賃競争は限界。ソフト面などで対策を講じたい」といい、原油高の影響もあり、価格競争も簡単ではなくなっている」との事。

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余談 九州、宮崎でお得なバスチケットの紹介

九州一円、山口県下関市周辺高速バス、一般路線バス SUNQバス

SUNQパス は、九州内および山口県下関市周辺の高速バス、および一般路線バスのほぼ全線と一部の船舶が乗り放題となるフリーパスチケットです。
SUNQバスが利用できるバス路線数は約2,200路線にものぼり、九州の移動はこれ1枚でOK。
「全九州」チケットは九州全7県+下関を回れて、3日間10,000円、4日間14,000円

宮崎県内のバス利用なら お得なワンデーフリーパス

ワンデーフリーパス 宮崎県内全路線 何回乗っても、どこまで乗っても1日乗り放題!日本全国の主要コンビニエンスストア発券機で購入可能。
ワンデーフリーパス料金 大人 2,500円 学割1,500円  小学生まで1,000円
適用する区間 宮崎県内全路線(県外にまたがる高速バス・特急バス、及び定期観光バス・高千穂町営バスを除く)


格安募集型企画旅行のツアーバスと皆割フェニックス号 宮崎福岡間



上記記事とは直接関係ありませんが、最後にバス関連の参考関連リンク資料

貸切バス事業者に対する重点監査の実施結果について(PDF)
 2007年6月1日 国土交通省自動車交通局 総務課安全監査室発行報告書

上記は2007年2月に大阪府吹田市で起きたツアーバスの死傷事故を受け、国土交通省が全国の貸し切りバス事業者約4000社のうち、高速道路を使って長距離を走るツアーバスを運行している84社や、参入規制が緩和された2000年2月以降に参入して一度も監査を受けていない事業者など計316社を対象に調査を行なった結果報告。
監査の結果60%以上のバス事業者で何らかの法令違反があり、ツアーバス事業者に限ると約80%で違反が確認されており、運転手の過労を防止するための基準(過労防止義務違反)を守っていなかったケースが特に目立った。主な過労防止義務の中身は、拘束時間・休憩期間・連続運転。

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